子犬を生んだ直後に捨てられたピットブル。悲しい表情と涙を浮かべた犬が、笑顔を取り戻すまで。

子犬を生んだ直後に捨てられたピットブル。悲しい表情と涙を浮かべた犬が、笑顔を取り戻すまで。

翌朝には複数の家族がシェルターに列をなしました。そして、一番最初に並んだシェルトン家族が里親に決定します。

実は、シェルトン家族はサラさんの友人でもあり、ピットブルをすでに飼っているベテランでした。シナモンがケージの中で泣いている姿を見たとき、子どもたちも夫婦もみんな涙が止まらなかったそうです。

シナモンが出産直後だったことや、パピーミルの犠牲犬だったことなどを考えると、とうていピットブルの習性を深く理解している里親でなければ彼女を上手に飼うことができません。

その点においても、シェルトン家族は最適だったのです。

シナモンと家族が面会すると、すでにシナモンの表情は和らぎ、安心したような表情になっていました。

里親になる正式な手続きを終え、シナモンは「ロージー」に改名します。そして、ロージーは避妊手術が施されたのち、無事にシェルトン家に迎え入れられました。

シェルトン家族には3歳になるピットブルのオス「ブルー」がいます。家族はロージーが家や散歩に馴染むまで、数日間はブルーに合わせないつもりでいたのですが、そんな気遣いは無用だったようです。

寝室に入れられていたロージーは、別の部屋にいるブルーの存在にすぐに気が付き、「会いたい」と泣いたのです。

念のためブルーにリードを付けて様子を見ていたところ、ブルーもロージーも互いの尻尾を振って嬉しそうに対面することができました。

シェルトン家族によると、2匹はあたかも何年も前からの友人かのように行動しているのだそうです。

参照元:thedodo

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