ブリーダーから「用済み」とされた母犬たち4匹を保護。今まで番号でしか呼ばれなかった犬たちが幸せを手に入れるまで

ブリーダーから「用済み」とされた母犬たち4匹を保護。今まで番号でしか呼ばれなかった犬たちが幸せを手に入れるまで

「ペットショップで売られている子犬たちの母親を保護しました」という言葉と共に母犬達の保護を報告したのは。アメリカ・デラウェア州で活動をしている動物保護団体の「Renee’s Rescures」。

4月14日、Renee’s Rescuresによって保護された犬たちがこちら。

いずれも5歳ほどの若い犬です。しかし、ブリーダーにとって、もう子犬を産めない「用済み」の犬でしかなかったのです。

同団体は、こういった犬たちを20ドル(約2,200円)から40ドル(約4,350円)で買い取っているそうです。

今までは番号でしか呼ばれていなかったという彼女たちに、Renee’s Rescuresは「リリー(シーズー)」「チューリップ(ビション・フリーゼ)」「ローズ(ヨークシャ・テリア)」「ヴァイオレット(ヨークシャ・テリア)」と名付けました。

のちにFacebookに投稿され1週間ほどで多くのリアクションと多くのシェアを受けました。また、「君たちが本来生きるべきだった未来が今日から始まる」「なんて心無い人がいるんだ」「助けてくれてありがとう」という声のほか、多くの引取希望のコメントが寄せられたのです。

Renee’s Rescuresでは、主に大手のブリーダーから、過去5年間で300匹以上の犬たちを譲り受けているそうです。

今回の4匹の犬たちはすべて無料で手渡されました。たとえ無料だとしても、ブリーダーたちは動物保護団体よりも、業者に譲る方法を選ぶそうです。劣悪な飼育環境が母犬の状態から明らかになり、騒がれるのを警戒しているからです。

保護された犬たちの多くは、健康に問題を抱えています。そのため、必要な治療が与えられた後に、新しい家族を探すようになるのです。

おもちゃも、柔らかい毛布も知らずに育った犬たちの場合、治療よりも人への信頼を回復させるのに時間がかかることが多いそうです。

そして、その後の4匹は。

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