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2016年10月30日にイタリア中部を襲った地震によってがれきの下敷きになってしまった犬が、救助隊に所属しているレスキュー犬によって助けられました。
地震が発生した翌日、救助隊は震源地近くのノルチャという被害の大きかった村で生存者を探していました。
その時、レスキュー犬が破壊された建物のがれきの下に埋もれている犬の匂いを嗅ぎつけたのです。
その犬は瓦礫に埋もれてはしましたが、鼻と足ががれきから出ていたため、なんとか救助されるまで辛抱することができたのです。
(31ott-18:30) #terremotocentroitalia salvato un cane da sotto le macerie a #Norcia #vigilidelfuoco #cinofili #usar pic.twitter.com/jv6buWlkBw
— Vigili del Fuoco (@emergenzavvf) 2016年10月31日
レスキュー隊は、すぐに犬の救助に取り掛かりました。その様子は動画でも公開されています。
こうして無事に救助された犬は、特に目立った外傷もなくすぐに自力で立ち上がることができたのです。
この犬は救助隊員によって「ユリシーズ」と名付けられ、地元のメディアには「ミラクルドッグ」としてあだ名がつけられました。
イタリア動物保護局から派遣された獣医師は「ユリシーズの体調はいたって健康」と診断。ユリシーズにチップは埋め込まれていませんでしたが、彼が元の飼い主の元へと帰れるとみんな確信しています。
++Aggiornamento su cane estratto++ Sta bene. Mangia. Valori normali. No fratture. Domani altre analisi. Grazie a Clinica Centro Italia Rieti pic.twitter.com/PAEg8ffC0t
— Enpa Onlus (@enpaonlus) 2016年11月1日
地震による人的被害は大きくはありませんでしたが、救助隊とレスキュー犬は、命を助けるため村の捜索を続けています。そして、イタリア動物保護局のメンバーも地震で怪我をしたり帰る場所は失ったペットを助けるため支援を続けています。
参照元:thedodo
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