昨年の「春節」の連休にたくさんの観光客を迎えたという中国・雲南省昆明の「雲南野生動物園(Yunnan Wild Animal Park)」。
しかしその中に非常に不心得で残酷な者がいたことによって、野生のクジャクが無残な死を遂げていたことを中国のメディアが伝えています。
約6,800羽の野生のクジャクが生息しているそのエリア。
自然豊かな同動物園を訪れるほとんどの観光客が、美しいクジャクをカメラに収めてエサを与えることを楽しむだけである中、ある男女が「美しいこの羽が欲しい」と人間のエゴをむき出しにしました。
男がクジャクの体を抱き上げると、連れの女が笑いながら美しい羽を引き抜く。次々と羽をむしられる大変な痛みと恐怖のストレスにより、クジャクはやがて衰弱して死亡したのです。
男女はその場を後にしたという。
そして、その後。
動物園はさっそく事実を確認するとともに詳しい調査に乗り出しているが、中国のSNSでは今、この話題で持ちきりとなっているといいます。
このことに対し「物言わぬ弱い動物を相手になんという暴力」「この女の髪の毛を1本ずつ引き抜いてやりたい。同じ苦しみや痛みを味わうべきだ」などといったコメントが寄せられています。