チェコ共和国のイフラヴァ市にあるイフラヴァ動物園で痛ましい悲劇が起きました。
5歳と6歳、そして8歳の男児ら3人が動物園の柵を乗り越え、棒や石を使いアメリカン・フラミンゴを襲撃したのです。
3人の男児らはものを投げつけるだけでは済まず、蹴るなどの暴力を振るい、挙げ句の果てにフラミンゴを殺すという残虐な行為に及びました。
暴行をする男児らを見つけた飼育員スタッフが止めようとしたところ、3人は逃げ去ったそうです。
暴力を振るわれたうちオスとメスの2羽のフラミンゴは重症で別の16歳のオスのフラミンゴは蹴られた際の骨折で出血。死亡してしまったのです。
このオスは2002年8月にプラハ動物園が大きな洪水被害に遭った時、無事に生き延びたフラミンゴでした。
他のフラミンゴもあざや暴行時の傷を負っており、動物園の獣医によると助かるかどうかわからないそうです。
そして、走って逃げ去った男児らはその後。
動物園から森の方へと逃げ去ったと思われた男児らでしたが、防犯カメラを足がかりとして警察が市内のヤコブ広場にいた3人を発見し拘束。
男児らは自治体警察に話をすることを拒否したため、自治対警察が州警察を呼びました。
しかし、フラミンゴを襲った動機に関しては明かしておらず、イフラヴァ動物園のスポークスマンによると、3人はフラミンゴを襲い死なせたことに対しては全く反省の色を見せていないといいます。
現在も警察による捜査が進められており、男児らの両親が損害賠償などを支払わなければならない可能性が十分にあるそうです。
参照元:metro