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生きる為に人間の作物を食べてきた猿たち。そして、両親を殺された2匹の子猿が孤児となり、施設に保護される。

生きる為に人間の作物を食べてきた猿たち。そして、両親を殺された2匹の子猿が孤児となり、施設に保護される。

ある日、コンゴ民主共和国のある農家に猿が押し寄せました。彼らは、生きるために人間の作物を盗ろうとやってきたのです。

しかし、その作物も、その農家の人間たちが生きるために育てているもの。当然「どうぞ」とすんなり差し出せるわけもなく、地元の農家たちは猿を「害虫」とみなし殺害していきました。

そして、多くの猿を殺害した後に、唯一2匹の幼い猿を捕獲しました。

「マコボラ」と「フィジ」と名付けられたこの2匹の猿。マコボラは推定2~3歳でフィジに関しては歯も生え揃っていないほどの幼さでした。

おそらく、この2匹の猿のは今回の事件によって両親を亡くし孤児となってしまったのです。

子猿たちは、警察官に一時的に引き取られ、その後に野生生物を管理・飼育する施設へと引き渡されました。

そして、2匹はその後。

怖がるマコボラとフィジに適切な食事とミルクを与え少しでも元気に成長できるようにと施設は努めました。しかし、当然その心の傷までは癒える事はありません。

フィジは本来ならまだ母親に抱きついて過ごしているくらいの幼さ。マコボラは母親代わりになるように、そして、お互いの傷をなめ合うように2匹は常に抱き合い支え合っていました。

もう少しすれば、リハビリセンターで同じような孤児の猿と会うことが出来るそうです。そうなれば、少しは彼らの寂しさも紛れるかもしれません。

参照元:thedodo

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