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絶滅の危機にあるインドサイを密猟者から守るため、銃殺が許可された国立公園。その効果と様々な意見とは

絶滅の危機にあるインドサイを密猟者から守るため、銃殺が許可された国立公園。その効果と様々な意見とは

インド・アッサム州にある「カジランガ国立公園」では、絶滅の危機に瀕する「インドサイ」を守るため、密猟者を容赦なく銃殺するという方法で、密漁を食い止めています。

なぜインドサイが密猟者たちに狙われるか。

その理由はインドサイが持つ立派な角に関係していました。

サイの角は一部の地域では漢方薬の原料として重宝されており、100gあたり6000ドル(約68万円)という高値で取引されることもあるそうです。

そして、サイの中でも比較的に立派な角を持つインドサイは密猟者たちの格好の獲物となっており、アッサム州では2001年から2014年までの間に、約200匹のインドサイが密猟によって殺されたそうです。

話によると、カジランガ国立公園では密猟者の銃殺が合法になって以来、すでに50人を超える密猟者が警備員によって銃殺されており、現在では年間の銃殺件数がインドサイの死亡数を上回っているそうです。

そして、その効果は。

そして、その効果はインドサイの数にも顕著に表れており、現在、カジランガ国立公園では全個体数の3分の2にあたる2400頭のインドサイが生息しているのだといいます。

しかし、その一方で「銃殺するのはやりすぎではないか。」「無実の人が銃殺される可能性もあるのではないか」といった批判的な声もあがっているそうです。

参照元:boredpanda

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