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サーカスの舞台裏で日常的に行われている非人道的な調教に胸が痛む

サーカスの舞台裏で日常的に行われている非人道的な調教に胸が痛む

サーカスの華やかな舞台の裏で、普段どんな風に動物たちが扱われているか知っていますか?

10月25日に公開された動画で、虎が女性の調教師に飛びついた映像が配信されました。その女性の調教師はトラを追い払おうとムチでトラの顔を叩きさらには別の男性調教師もトラをムチで叩くのに加わりました。

Tiger Attack! Pensacola Interstate Fair 10/25/2016

叩かれているトラは2歳になる「ガンジー」。幸いにも、トラに襲われたヴィンセント・ページスさんは軽傷で済みましたが、子供達にショッキングな光景を見せてしまいました。

「トラは、とち狂ったわけではありません。トラは単純に、「トラ」なんです。」

動物保護団体顧問弁護士のレイチェルさんはこう語ります。

Big Cat Rescue(BCR)所属のバスさんはレイチェルさんの言葉を裏付けます。

「単純に、ページスさんがスキを見せたんですよ。彼女は、トラが襲ってきた時に倒れてしまいました。彼女が倒れた瞬間、トラにとってはいつもと違う感覚になります。ガンジーの本能が呼び覚まされたんです。彼は、狩りのように感じ始めたか、それともただ単純に、ページスさんが遊んでくれていると思っただけかもしれません。」

多くの調教師が人道的に大型の動物を扱っていると主張しますが、動物たちの本能はそんなことを不可能にします。

ライオンやトラのような大型の猛獣は、叩かれたり脅かされたりと言ったようなことを人間がしない限り、コントロールすることはできないとバスさんは証言しています。

「調教師が言うような、人道的なものではありません。動画でも、女性を助けようとしてですが、明らかにトラをめった打ちにしていました。人間の命は確かに大事ですが、トラの命も大事なのです。」

バスさんはこう言及します。

レイチェルさんはこのように証言します。

「調教師は、常にムチや棒をもって、恐怖を利用した方法で、動物たちを調教しています。」

他にも動物たちがサーカスで見世物にされるために非人道的に扱われている例はあります。

例えば今回トラに襲われた調教師、ページスさんがメインを務める猛獣ショーでは自然ではありえないタイプのサーカスや鑑賞のために人工的に品質改良されたホワイトタイガーが出演しています。

この種のホワイトタイガーは、ほとんどの個体が寄り目に生まれ、肝臓問題、外部奇形、早死といった、様々な健康問題がついて回ります。

さらにBCRの調査では、調教の時以外でも動物たちは過酷な環境に置かれています。

ページスさんの以前の雇い主の証言では、サーカスの動物ショーの準備中、トラたちは駐車場に臨時で作られた小さな檻の中に閉じ込められ、放置されていました。

トラは泳ぐのが大好きな生き物ですが、水の用意はありません。

調教師たちは、サーカスは1週間も続いているにも関わらず、トラ用の施設をこれ以上充実させる時間はないと主張しています。

さらにバスさんはこう語ります。

「トラだけの問題ではありません。トラが女性調教師を襲ったとき、男性調教師はドアを開けっぱなしにして檻に入りましたよね。もしもトラが外に出てきていたら、子供たちはどうなっていたと思いますか?トラは簡単に檻から出て、人間を襲っていた可能性だってあったんですよ。」

そしてレイチェルさんはこう強く主張します。

「人間が猛獣を使ってショーをしようとする限り、今回のような事故は続きます。トラにとっても、冷たい折の中でムチに怯えながら暮らすなんて、残酷なものです。」

参照元:thedodo

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