山火事で大怪我を負ったクマ。そして、治療中にわかったもうひとつの真実とは。

山火事で大怪我を負ったクマ。そして、治療中にわかったもうひとつの真実とは。

2017年12月、アメリカのカリフォルニア州南部で大規模な山火事が発生しました。もっとも被害が大きかったのが『トーマス・ファイアー』と呼ばれる火災です。

この火災では、多くの野生動物も被害に遭いました。

カリフォルニア州魚類野生生物局(以下CDFW)は、手足に重度の火傷を負っていた2頭のメスのクマを保護します。おそらく、火の手から逃れようとする際に負った傷でしょう。

獣医のチームはクマたちに画期的な治療を試みます。それは『魚の皮を包帯代わりにする』こと。

クマの手足に特製の火傷治療用の軟膏を塗り、淡水魚のティラピアの皮を殺菌消毒したものを、包帯の代わりに直接縫い付けたのです。

さらにクマたちには痛みを軽減するための鍼療法や、雑菌を殺すためのレーザー療法も行われました。

そして、その後。

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