2017年8月末頃、南アフリカ共和国の北東部にある野生動物保護区、クルーガー国立公園を訪れたマーヴィン・ヴァン・ウィクさんが撮影した動画。
そこには、1頭のヌーが後ろ足をワニに噛まれ、命がけの抵抗もむなしく、ズルズルと川の中に引きずり込まれてゆく様子が映っていました。
しかし、その時、後方から2頭のカバがやってきたのです。
そのカバのペアは水しぶきを上げながらワニに飛びかかり、ワニを激しく威嚇。
驚いたワニは退散。危機一髪でヌーは解放されたのです。
九死に一生を得たヌーは噛まれた後ろ足を引きながら逃げ去っていきました。
この日、マーヴィン夫婦でクルーガー国立公園で様々な動物たちの観察に来ていました。
奥さんも大はしゃぎで写真を撮っており、そこで二人はワニにつかまった気の毒なヌーに気づいたのです。
そのヌーは、不運にも後ろ足に食いついてきたワニから逃れられなくなり、8分間も抵抗していましたが、疲れ果てて餌になるのも時間の問題でした。
とうとう力尽きたヌーが、観念したようにワニに引きずられズルズルと川に引き込まれ始めた時、突然2頭のカバがその場に近づき、威圧するようにワニに飛びかかったのです。
その光景は、マーヴィンさん夫婦にとって、カバがヌーに逃げる機会を与えたとしか思えなかったといいます。
しかし専門家による見解と、実際の映像がこちら。
しかし専門家によると、こうしたカバのふるまいは、縄張りを示す行動である可能性が高いといいます。
実際、カバが水辺で自分の周囲の動物を追い出すために攻撃を試みるのはよくある光景なのだとか。
実際の映像がこちら。
参照元:dailymail
ワニに足を噛まれてその後、普通に生活できるのかな。