癒しと勇気をくれた「下半身動かぬセラピー犬 シャネル」の感動のストーリー

癒しと勇気をくれた「下半身動かぬセラピー犬 シャネル」の感動のストーリー

ここ最近「アニマルセラピー」と言う言葉を耳にする機会が増えてきましたが、具体的に「アニマルセラピー」とはどのようなものかご存知でしょうか?

アニマルセラピーとは
動物と触れ合わせることでその人に内在するストレスを軽減させたり、あるいは当人に自信を持たせたりといったことを通じて精神的な健康を回復させることができると考えられている。
引用 : wikipedia

アニマルセラピーは、様々な動物で行われますが、その中でも比較的私たちの生活に身近な動物である犬、「ドッグセラピー」。今回は、セラピー犬として生き、多くの人に心の癒しと明るい笑顔を与え愛された、ゴールデンレトリバーの「シャネル」のお話をご紹介します。

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セラピー犬は、膝にのせられるサイズである小型犬が比較的多い中、大型犬ゴールデンレトリバーの11歳になる女の子「シャネル」は、患者さんの心の痛みを、その大きな身体と笑顔で包み込むようなオーラがあり、とても愛されていたそうです。
しかし、3年前に突然、病気のため下半身が麻痺し動かなくなってしまいます。そして、いつ心臓がとまってもおかしくない状態で、獣医師からは「安楽死と言う道もありますよ」とまで言われていました。

それでも、シャネルはセラピー犬としての使命を全うします。

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殺処分ゼロを目指し、捨てられたり殺処分を免れた子たちがセラピー犬として育成されるケースが多々あります。それは、痛い目にあった子のほうが人の痛みがわかるので向いているそうなのです。

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病気と闘ってきた患者さんたちがシャネルやセラピー犬に会えるのを楽しみに待ってくれている。
抱っこすることで、ひとときでも病気のことを忘れられますようにと、シャネルは自力で歩けなくなってからも、セラピー犬として緩和ケア病棟に通い続け、患者さんと医療者の心を癒し続けたそうです。

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それから月日がたち、2015年の1月、シャネルは北風にさらわれるように天国へと旅立ったそうです。セラピー犬シャネルの姿が映像として残されているので、ぜひご覧になってみてください。

下半身動かぬセラピー犬シャネル ~緩和ケア病棟の天使たち~

いかがでしたか?動画の中にも出てきましたが、シャネルの本が出版されています。シャネルの物語を中心に、セラピー犬と患者さん、医療者との心の交流を描いたフォトエッセイとなっています。

また、セラピー犬として殺処分から免れ、人の心を癒し続ける犬たち。殺処分ゼロを目指し、セラピー犬育成の活動がさらに多く広まることを願います。

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