下記の症状があらわれたら病気の疑いが!
愛犬がいつまでも健康でいられるよう、定期的に歯や口の中をチェックしてあげましょう(^_^)
歯の形がおかしい
歯の形に異常があると、歯周病や、歯髄炎などの原因に
愛犬の歯を見て、折れている歯(歯折)や、すり減った(咬耗)があったら要注意です。
犬の歯は1〜2mmほど折れたり、すり減っただけでも歯の神経が出て、
歯の神経(歯髄)が炎症を起こす歯髄炎になってしまうこともあります。
そのほか、歯のエナメル質が正常につくられないことから、
歯の表面がでこぼこして歯石がつきやすいエナメル質形成不全や、 乳歯が抜け替わらず、
永久歯と並んで生えてしまう乳歯違遺残などもあります。
乳歯違遺残は小型犬に多い歯の病気のひとつです。
ほうっておくと歯並びが悪くなり、歯周病の原因にもなりかねません。
生後7ヶ月以上たっても乳歯がぬけない犬は、抜歯が必要になります。
歯の色がおかしい
健康な犬の歯はまっしろ。歯垢や歯石がたまっていると変色します。
人の歯はやや黄色みがかっていますが、健康な犬の歯はまっ白です。
愛犬の歯に変色が見られたら口の異常のサインです。
うっすら黄色みがかった歯なら歯垢が付着しており、初期の歯周病が見られることも。
黄色や茶色、黒色をしている歯は、歯垢と歯石が蓄積しており、歯周病が進行しているケースも。
そのほか、エナメル質形成不全の歯はついた歯石のため変色して見えることもあります。
1本の歯だけうっすらとピンク色や紫色に変色いている場合は、
歯を強くぶつけるなどして歯の神経(歯髄)が死んでしまったときにみられる症状です。
また、犬ではまれですが、歯の表面だけが黒くなっていたら、虫歯の疑いも。
皮膚病にかかっている犬は口の病気にも注意しましょう
アトピー性皮膚炎などの、慢性的な皮膚病にかかっている犬は口の病気にも注意しましょう。
犬は、体がかゆくなると、なめたり噛んだりしてかきますが、
そのときぬけた被毛が歯間にはさまり、たまると、 歯周病などの口の病気を引き起こします。
皮膚の持病がある犬は皮膚のケアだけではなく、口のケア(歯みがき)も忘れずにしましょう。