「ペット感染症」や「人獣共通感染症」などと呼ばれる動物から人間に移る病気には様々なものがあります。
・狂犬病
噛まれることで感染する病気です。
頭痛や神経症状、幻覚などの症状があり、死亡することもあります。
・レプトスピラ症
動物の尿が口に入ることで感染する病気です。
発熱や頭痛、筋肉痛、結膜炎などの症状を発症します。
・パスツレラ症
噛まれたり、キスや食べ物の口移しにより、唾液が口に入ることで感染する病気です。
噛まれた部分の腫れや化膿、痰や血痰などの症状があります。
・イヌブルセラ病
尿や血液が口に入り感染する病気です。
ほとんど症状はありませんが、頭痛や発熱を発症することもあります。
・ライム症
マダニに刺されることで感染します。
斑点や頭痛、発熱、関節炎などの症状を発症します。
・カンピロバクター症
糞便が口に入ることで感染する病気です。
嘔吐や下痢、発熱や頭痛などの症状を発症します。
・サルモネラ症
糞便が口に入ることで感染する病気です。
嘔吐、下痢、発熱などの症状を発症します。
・Q熱
尿や便などから感染する病気です。
無症状の場合もありますが、インフルエンザのような症状になることもあります。
・エキノコックス症
虫卵が口に入ることで感染する病気です。
不快感、肝機能障害などの症状を発症します。
感染予防の基本は手洗いです。
ほとんどの病気が、ごく稀に発生する病気なのですが、感染すると診断されるまでに時間がかかったり、病状が重くなるケースもあるので、可能な限り、普段の生活の中でも予防するように心がけましょう。