「たったひとつの小さな親切で、状況を変えられるのに」盲目の男性が訴える悲しい現実とは。

「たったひとつの小さな親切で、状況を変えられるのに」盲目の男性が訴える悲しい現実とは。

ロンドン在住のアミット・パテル氏は、5年前に視力を失った男性だ。

父親として、そして社会人としての生活を送るためには、盲導犬と「小さな親切」が必要だと、彼はTwitter上で訴えた。

パテル氏が3月27日に、盲導犬キカのTwitterアカウントからした投稿がこちらだ。

雨が降る中、優先席のある先頭車両に乗るために待っていたパテル氏とキカ。通勤時間の車内は、空いているとは言えない状況だった。

そこで「空いている席を探して」とキカに指示を出したものの、空いている席はなく、そして席を譲る人もいなかったという。

仕方なく電車の扉に背中をつけ、キカのリードを手に目的の駅まで移動したそうだ。

揺れる電車の中で、つかまれるものを手探りで探すのは、とても屈辱的だったと、パテル氏はコメントしている。

こちらは電車内でのキカ。不安そうな表情に見える。

席を譲ってもらえないことは珍しくはないという。しかし、その日は雨で床が濡れており、混雑していることから、自分とキカの安全を確保するためにも座席が必要だった。

パテル氏は「たったひとつの小さな親切で、状況を変えられるのに」とコメントしている。

しかし、パテル氏はこうしたことばかりではないという。

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