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目を覆いたくなるほど傷ついた犬。保護されるとき、出血するほど尻尾を振り続けた犬が、その後、手にいれた幸せとは。

目を覆いたくなるほど傷ついた犬。保護されるとき、出血するほど尻尾を振り続けた犬が、その後、手にいれた幸せとは。

マサチューセッツ州の動物管理局に保護された1匹の野良犬。推定1歳のオス犬の体は痩せ衰え、長い間飢餓状態にあったことを物語っていました。

さらに、免疫の落ちた体は「毛包虫(ニキビダニ)」に巣食われ、直視できないほど全身は傷だらけだったのです。

相当な痛みを抱えていたにもかかわらず、保護犬はスタッフたちにキスやハグをして喜びを伝えました。

しかも、傷ついた皮膚から出血するほど尻尾を振り続けるため、スタッフはできるだけ興奮させないように苦労したと言います。

純粋で愛らしい保護犬には、キスとハグを意味する「XO」という名前が付けられました。

その後、XOは、動物保護団体の「セカンド・チャンス・レスキュー」に引き取られ、治療の継続と里親探しが始まりました。

セカンド・チャンス・レスキューで療養を続けたXO。あれほどガリガリで傷ついた体は見違えるように回復し、体重は2倍になりました。

もうこれなら里親さんがいつ現れても大丈夫です。保護されてから3カ月後の2016年10月、XOに永遠の家族が見つかります。

家族は数カ月前、わずか5カ月の間に3匹の愛犬をガンで失い、ペットロスになっていたそうです。家族が立ち直るために選んだ方法は、新しく犬を迎えることでした。

そんな折に出会ったのがXOだったのです。XOも家族も、ともにセカンドチャンスを必要としていました。

最高のタイミングで出会えたXOと家族。XOの大好きなキスとハグは、あっという間に家族のペットロスを癒やしていきました。

明るく元気が良すぎるXOは、家族に再び犬と暮らす喜びを取り戻させます。そして、XOの名前を卒業し「トゥルーパー」という新しい名前を付けてもらいました。

パパとママに愛されて、トゥルーパーはさらに元気を取り戻していきます。保護されたときには7キロしかなかった体重も25キロにまで増えました。

クリスマスには、たくさんのオモチャを片っ端からやっつけてママを困らせる場面も。

彼の毛包虫症があまりにも重症だったので顔や首には跡が残ってしまいましたが、治療のおかげで彼の皮膚からニキビダニはいなくなりました。

そして数ヶ月後、お得意のキスとハグで家族をペットロスから救ったトゥルーパーに、大きな弟ができました。

保護されたゴールデンレトリバーの子犬「サリー」を家族に迎え入れたのです。2匹は一緒に遊んだり昼寝をしたりと、相性もバッチリのベストフレンドとなりました。

参照元:thedodo

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