食べても体重が増えない病気を患う犬を救ったのは特別に作られた可愛い椅子

食べても体重が増えない病気を患う犬を救ったのは特別に作られた可愛い椅子

病気で衰弱し飼い主から捨てられた犬「パッチ」。パッチを保護した保護団体(RSPCA)が飼い主について調べると、飢えによって亡くなった「ルル」と言う名前の姉妹がいたことがわかりました。

RSPCアの検査官レイチェルさんは、「犬たちが骨が浮き出るほど痩せこけていても、飼い主は何もしようとしなかった」と話します。その飼い主は犬たちを周りから見えないよう狭い部屋に閉じ込め隠し、ただゆっくりと死ぬのを待っていたのだと言います。

パッチはRSPCAに保護されてから健康を取り戻すために診察を受けた結果、痩せていた原因が他にもあることが判明しました。

巨大食道症(食道拡張症)と言う病気を患っており、食道の運動が正常に機能しないため、食べ物を胃に運ぶのが難しい病気なのだそうです。健康な犬のように食事が出来ないため、当時の体重は正常の半分程度しかありませんでした。しかし、保護団体のスタッフはパッチの体重を正常に戻すために、24時間体制でケアを始めました。

そして、パッチの食事を正常に保つために用意されたのが、可愛らしい形をしたパッチ専用の椅子でした。

誰もがパッチは常にその椅子に座って食事を摂る必要があるため、その特別な食事のスタイルをきちんと理解してくれる新しい飼い主さんが必要でした。よって、飼い主が見つかることはないかもしれないと考えられていました。

ところが、パッチの亡くなった姉妹と同じ名前のルル・ジェンキンスさんと言う女性が現れパッチを迎え入れたいと申し出たのでした。ルルさんは既に6匹の保護犬に加え、馬、アルパカなど多くの動物を飼っていて、あらゆるニーズに精通していました。

パッチは新しい家族に引き取られ、また体重も増え奇跡的に健康を取り戻しました。パッチは新しい家族、兄弟とともに新しい幸せな人生を歩み始めました。

– 出典 – thedodo

いいね を押して
最新情報をいち早く受け取ろう!!