どんな時でも家族のそばにいた2匹の愛犬。赤ちゃんの最期まで寄り添う。

どんな時でも家族のそばにいた2匹の愛犬。赤ちゃんの最期まで寄り添う。

米ミネアポリスに住む女の子ノラ・ホールちゃんは4月6日に脳血管障害を起こし、昏睡状態のままミネアポリス小児病院に入院しました。

この疾患によりノラちゃんは脳が通常の半分ほどの大きさまで縮小してダメージを受け、自発呼吸が困難になり生命維持装置につながれます。

また生まれながら肺高血圧症という極めて稀な病気を抱えていることも判明し、ホール夫妻は医師から生存の可能性は極めて低いと告げられてしまったのです。

母親のメアリーさんは病気と闘うノラちゃんの様子をFacebookにアップし、「これ以上ノラを生命維持装置につないでおくことは、次に起こるかもしれない発作、臓器不全などを待っているようなもの。医師には次に発作が起これば命の保障はできないと言われています。これ以上ノラが苦しむのは見たくないのです」と綴り、生命維持装置をはずすべきか否か、心のなかで葛藤が続いていることを明かしました。

そして、メアリーさんは「ノラを助ける方法を模索してきましたが、行き詰ってしまいました。生命維持装置をはずすか否かではなく、いつはずすかという選択をしなければならない段階にきています」と記し、その日が迫っていることを伝えると「これまで私たち家族をサポートしてくれたたくさんの人々に感謝します」と書き添えました。

その中で「家族が苦しいとき、いつもそばにいて支えてくれたのが2頭のバセット・ハウンド(8歳)でした。2頭は私たちと同じようにストレスを感じ、悲しみ、ノラのそばから離れようとはしませんでした」とノラちゃんに寄り添う2頭の写真を投稿していました。

ホール夫妻は犬たちをノラちゃんから引き離すことも考えたというが、ミネアポリス小児病院は特別に2頭の入室を許可してくれたのです。

メアリーさんはさらに「犬たちをノラの最期の瞬間に立ち会わせるべきかについても悩みました。でも“2頭はノラちゃんを支えてくれただけでなく、夫妻の支えにもなっていたはず。どんなにつらい瞬間でも一緒にいるべきよ”といったFacebookのコメントに心を決めました」と語っています。

そしてついにその日はやってきました。

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