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コブラに噛まれながらも飼い主を守った2匹の愛犬。その後、愛犬2匹は息を引き取る。

コブラに噛まれながらも飼い主を守った2匹の愛犬。その後、愛犬2匹は息を引き取る。

南アフリカに住むルイス・グロブラーさんの愛犬で10歳になるヨークシャーテリアの「スパイク」は、飼い主から1メートルほどしか離れていない裏庭でコブラを発見しました。

そのコブラは飼い主のいる部屋へと近づいている最中だったのです。

ルイスさんはそのとき電話中で、自分の身に危険が迫っていることにまったく気が付いていませんでした。

スパイクは、躊躇することもなくジャンプしてコブラに咬み付きます。

毒蛇からルイスさんの命は守られたものの、このとき、スパイクはコブラに咬まれていたのです。

スパイクが何かを口に咥えていることに気が付いたルイスさんが近寄ってみると、それが猛毒を持つコブラであることがわかりました。

この事態に、すぐに隣人を呼び手伝ってもらうことになりましたが、すでにスパイクが絶命させたあとでした。

ルイスさんは、まさかスパイクがコブラに咬まれているとは思わなかったのだそうです。

スパイクがコブラを咥えて振り回す写真は、おそらくスパイクに近寄ったときに撮ったものなのでしょう。しかし不運にも、もう1匹の愛犬「プリンセス」も、このとき足を咬まれていたのです。

そして、その後。

コブラの毒は確実にスパイクとプリンセスの神経を破壊し始めていました。そして30分後。スパイクは亡くなってしまいました。

ルイスさんと18歳になる娘さんのマリスカさんは、目の前で苦しみながら死んでしまったスパイクを抱きしめます。

その直後、仲間と飼い主の傍らにいたプリンセスにも異変が起き始めました。飼い主がプリンセスの身に何が起きたのかを理解したときには、もう手遅れでした。

スパイクが亡くなってから1時間もしないうちに、プリンセスまでもがコブラの犠牲になってしまったのです。

マリスカさんは、子犬のスパイクが道端に捨てられていたところを拾って、今日まで育ててきたのだそうです。

一方のプリンセスもまた、前の飼い主が捨てたあとにルイスさんが引き取った保護犬でした。しかも、この悲劇からわずか2週間前に迎えられたばかりだったのです。

2匹の愛犬が亡くなってしまった翌日、家の前庭には2つのお墓が寄り添うように建っていました。

楽しく暮らしていた家族を突然襲った悲劇に、ルイスさんもマリスカさんも埋葬中はもちろん、数日間泣き続けたとそうです。

参照元:mirror

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