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ペットの犬2匹に徹底したヴィーガン生活をさせる飼い主。その後の2匹の健康状態と、獣医の見解とは。

ペットの犬2匹に徹底したヴィーガン生活をさせる飼い主。その後の2匹の健康状態と、獣医の見解とは。

ハイプンシャー州ゴスポーオで暮らすパウラ・ローズさん(41)は、パートタイマーとしてカフェで働きながらヴィーガンのパン屋を経営しています。

2016年の初め、自身の食生活を改めようとヴィーガン生活に転身したのです。

ヴィーガン生活を始めて数か月後。飼い犬であるパタデール・テリアの「トミー」とルーマニアで救助された雑種の「ベラ」にも同様のライフスタイルをさせるべきだと気づいたというパウラさん。

ヴィーガン生活の中で、当初は犬たちに特別な肉屋で購入した生の鶏肉を用意していたパウラさんでしたが、次第に肉を与えることが苦痛になってきたといいます。

「もうこれ以上続けられない」と思ったパウラさんは、犬のためのヴィーガン生活を色々リサーチしたところ「猫と違って、犬は肉を食べさせる必要はない」ことを知ったといいます。

そしてパウラさんは2匹の犬に、徐々にフルーツや野菜を増やして与え続けました。

「トミーはもともと野菜が好きだったから全く問題なかったの。2週間も経てば2匹ともヴィーガンになっていたわ」

こう話すパウラさん。

肉を欲しがることが一切なかったというトミーとベラは、おやつにインゲン豆やニンジンなど歯ごたえのあるものを齧り、また生野菜が大好きでサツマイモ、フルーツ、葉菜類、豆類を好んで食べるようです。

そして、その後の2匹の様子と、獣医の見解は。

パウラさんはヴィーガン生活を始める前、26年間のベジタリアン生活をしていました。

「動物性食品を犬に与えないのは残酷だという人もいるけれど、私は自分の犬のことを良く知っているわ」

こう話すパウラさんんは、ウコンなど免疫効果をアップさせるスパイスを使うなど工夫したヴィーガンメニューを与えています。そのおかげで、2匹の健康状態は良好。

「最初、ベラを引き取った時は息がとても臭かったの。でも餌にパセリを混ぜてあげると、息が随分マシになったわ。テレビで宣伝しているドッグフードには大量の食品添加物が含まれているし、絶対に犬の体に良くないわ。だから生だけでなく冷凍野菜も使ったりして、前の晩に下ごしらえをしているの。」

ヴィーガン生活を始めて以来、2匹とも健康で動物病院に連れていく必要がないと喜ぶパウラさんですが、RSPCA(英国王立動物虐待防止協会)のスポークスマンはこのように話します。

「犬は本来雑食なので、バランスの摂れた食事で十分に栄養を補ってあげればベジタリアン生活でも大丈夫ですが、ヴィーガン生活をさせることは一般的ではありません。まずは獣医と食事内容をよく話し合って、犬が栄養失調や病気にならないように配慮してあげるべきです」

参照元:metro

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