鋭い嗅覚を活かし、多くの事件解決に助力してくれる警察犬。彼らは訓練を乗り越え、日々、人間を助けてくれています。
この日、アメリカ・フロリダ州にあるオーランド国際空港では、1匹の警察犬が引退を迎えようとしていました。
警察犬を引退することとなったのはメスの「K-0ジェマ」。
2012年に就任して以来、この空港で不審物のチェックなどをして働いてきました。
大切な仕事仲間であるジェマを見送るために、職員たちは「さよならパーティー」を開くことにしたのです。
「退職おめでとう!」
会場に集まったのは、3人の職員と警察犬として共に働いてきた「フィナ」「リザ」「グランド」。そして、大切なパートナーであるトレーナーのエディさんの姿もありました。
そして、いよいよパーティーが始まります。
パーティーが始まると、可愛らしいラッピングが施された骨をもらい、頭にはピンク色のティアラを乗せてもらったジェマ。
大好きな仕事仲間たちに囲まれ、楽しいひと時を過ごしたジェマ。
エディさんは、ジェマについてこう話します。
「彼女は、私の目のような存在です。妹であり、ボディーガードでもあります。
私が孤独を感じた時、この子は『1人じゃないよ』と教えてくれました」
その後、めでたく警察犬としての役目をまっとうしたジェマは、エディさんの家で、今度は家族としての人生を歩み始めたそうです。
参照元:Facebook