数年前から本格的に「あなたの愛するペットをクローンとして複製させます」と宣伝するようになっていった韓国の企業。
救助犬、警察犬、賞に輝いたチャンピオン犬などのクローン化に論理面での問題を指摘する専門家も多いが、そこには確実に「注文」が集まっているそうです。
問題のクローン開発企業は、クローン研究の専門家であるWoo Suk Hwang博士の監修のもと、愛犬家の多いイギリスでのビジネス展開を図り、こう謳っていました。
「あなたの愛犬を複製しませんか。一生あなたのそばに居てくれますよ」
ペットロス症候群という言葉の認知度も増している昨今、やはりそれなりのニーズがあるのでしょう。
ボクサー犬の「ディラン」を脳腫瘍で英ヨークシャー在住のローラ・ジャックさん、リチャード・レムドさん亡くした夫婦は、同社に134,000英ポンド(日本円にして約2,400万円)を支払いディランの複製を注文。
「ただの子犬じゃない。ディランのDNAが100%なんです。50%ではなくて100%なのがとにかく嬉しい」
こう話し、子犬の到着を待ちきれない様子だそうです。
そして、夫婦はさらに驚きの行動をとるのです。
クローンを作るにあたり要求されたのはディランの皮膚細胞。つまり皮を提供しなければならないため「死体をしばらく冷凍庫に保存した」と話し、愛犬からを驚かせました。
ただし、クローン誕生の陰で犠牲になるのは卵子を提供するメス犬と代理母となるメス犬。ともに用済みとなれば飼育者がいないため、殺処分、あるいは市場に出されるそう。
Sooamの創業は2005年で、すでに700匹以上の実績があるといいます。
参照元:dailystar