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地下室に飼っていた犬を置き去りにし、引っ越していった飼い主。ひとりの女性によって救われる。

地下室に飼っていた犬を置き去りにし、引っ越していった飼い主。ひとりの女性によって救われる。

昨年の5月。アメリカ・ニューヨークにあるアパートの地下で1匹のピットブルが発見れました。

発見した住人曰く、飼い主と思われる男性はその時、既に別の場所に引っ越しており、そのピットブルは地下に置き去りにされた状態だったそうです。

もし発見するのが少しでも遅れていれば、彼は地下で悲しい最期を迎えていたかもしれません。

近所の住人たちはそのピットブルに「マックス」と名付け、しばらく彼を散歩に連れて行ったり、食べ物や水を与えたりと協力しあって面倒を見ました。

しかし、住人が団結してもマックスを24時間見守ることは難しく、夜になるとマックスは再び地下へ戻され、暗闇の中ひとりぼっちになってしまったのです。

ところが数日後、そんなマックスの元に1人の救世主が現れました。

それは動物レスキュー団体「Mr. Bones & Co」の設立者であるフランクさんという女性。

彼女は住人たちからマックスの話を聞くと、すぐに地下室へと向かい、彼を保護しました。

フランクさんに抱かれると、マックスは少しだけ安心したかのような表情を見せたそうです。

その後、フランクさんはマックスの里親になってくれるという人を見つけ、その人にマックスを引き渡しました。

ところが、それからわずか1ヶ月後、その人は家庭の事情でマックスを飼うことが難しくなり、マックスは再びフランクさんの元へと戻ることになってしまったのです。

2人目の飼い主にも別れを告げられたマックスは再び、ひとりぼっちになってしまいました。

そこで、フランクさんはしばらくマックスを預かり、責任を持ってお世話をしてくれる里親が現れるまで、マックスの面倒を見ることを決心しました。

そして、その後。

その後、フランクさんの自宅で暮らし始めたマックスは、現在もフランクさんや同じ家で暮らす犬たちとともにのんびりとした日々を過ごしています。

フランクさん曰く、保護されて以来、餌をたくさん食べるようになったマックスは、今では少しふっくらした体つきになったそう。

フランクさんはこう話します。

「マックスは自分の体の大きさに気が付かず、興奮したときには力いっぱい抱きついてくることもありますが、私はそんなマックスを受け入れてくれる方に里親になってほしいと思っています。」

マックスが安心して過ごせる家が見つかるまで、フランクさんたちと一緒ならマックスも寂しくないですね。

参照元:thedodo

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