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タイの劣悪なほど施設から犬たちを救う女性。「できる限りの犬たちを助けたい」と奮闘している姿に胸が熱くなる

タイの劣悪なほど施設から犬たちを救う女性。「できる限りの犬たちを助けたい」と奮闘している姿に胸が熱くなる

日本ではあまり目にすることがなくなった野良犬ですが、世界には路上で生活している犬たちが多く存在しています。

そうした犬たちは、たとえ保護されても、劣悪な環境で命を落とすこともあるのです。

そんな野良犬たちの姿に心を痛めた、タイのソンクラーで暮らすオーストラリア人のタマラ・ジョンストンさん。

オーストラリアで教師をしていたという彼女がなぜ、異国の地で、動物の保護活動を始めたのか。

公的なシェルターから犬たちを保護する活動も行なっているというタマラさん。不衛生な環境により、多くの犬がダニやノミからうつる移る寄生虫に感染したり、避妊や去勢手術後の感染症により命を落としているといいます。

このFacebookの投稿をみると、この日に保護したのは16匹。すべてフィラリア症に感染していたそうです。

彼女は「保護しきれなかった犬たちを思って、涙がこぼれた」とコメントしています。

そして、彼女が活動を始めたきっかけとは。

始まりは、母犬を失ったと見られる生後4ヶ月の子犬を保護したことだったと語るタマラさん。

1匹を保護して初めて、周囲に保護を必要としている野良犬がたくさんいると気がついたと言います。

それから自宅に野良犬たちを連れて帰り、エサやりや必要な治療や避妊手術を受けさせるなどの保護活動を始めたそうです。

もちろん、すべての犬たちを連れて帰ることはできませんが、外で暮らす犬たちが飢えないように世話をしていたといいます。

そんなタマラさんの活動を知った人の中には、あざ笑う人や、彼女の家に犬を捨てに来る人もいたそうです。

6年間にわたり、タイで保護活動をしていたタマラさん。

現在は「Thai Street Paws」という団体を立ち上げ、本格的な保護活動を開始、ボランティアや活動資金ん寄付も増えてきたそうです。

オーストラリアの私物は、そのほとんどを売り払い、家は賃貸に出しているそうです。

▼エサやりを手伝ってくれるなど、犬たちを可愛がってくれる女の子。当初は犬を怖がっていたそうです。

多くに犬たちがアメリカの家庭に引き取られていると話します。

▼ニューヨークへ向かう10匹の犬たち。

最後にタマラさんはこうコメントしています。

「すべての犬を助けることはできないけれど、できるだけ多くの犬を助けたい。それがここで活動を続けている理由です。現状を変えたいんです」

参照元:thedodo

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