Petfun | 動物やペットに関する情報サイト

捨てられているところを発見された犬。回復の見込みがなく安楽死させられることに。そして、元飼い主に下された判決とは。

捨てられているところを発見された犬。回復の見込みがなく安楽死させられることに。そして、元飼い主に下された判決とは。

イギリスの非営利団体「英国動物虐待防止協会(RSPCA)」が5月8日公開した情報によると、ジャーマンシェパードの「マックス」が飼い主によって捨てられたのは2016年8月12日のこと。

カーペットに包んだ状態で、参道に放置されていたマックスを通行人が発見。獣医に持ち込んでくれたといいます。

保護された時、マックスは病気のため衰弱しており、耳の感染症にも苦しんでいました。また、酷く痩せて背骨が浮き出ていたそうです。

そして、残念なことにマックスは回復の見込みがなく、そのまま安楽死させられることになりました。通行人が見つけていなければ、そのまま道端で死を待つだけだったのを考えると、とても胸が痛みます。

病気の治療を受けさせるのでも、最期を看取るのでもなく、ただ捨てるという選択肢を選んだ飼い主。RSPCAは2016年8月17日、そんな飼い主を見つけるため、Facebook上で情報提供を呼びかけました。

すると、その投稿は1.5万人からのリアクションを受け、2万件近くシェアされました。

そして、マックスの元飼い主である男性が発覚。裁判が行われたのです。

マックスに不必要な苦しみを与えたこと、治療を受けさせなかったことを認めた元飼い主である50代の男性。

4月24日、Cwmbran Magistrates’裁判所にて、懲役18週間、執行猶予12ヵ月に加え、515ポンド(約7万5735円)の罰金と、「生涯ペット飼育禁止」が言い渡されました。

この結果にRSPCAのアニー・シモンズさんはこうコメントしています。

「助けが必要な時に寄り添うのではなく、捨てることを元飼い主が選んだのは悲しい。今回の件で重要なのは、動物をこのように捨てると、罰を受けるとはっきりしたこと。」

参照元:Facebook

モバイルバージョンを終了