先週の金曜日に配管工のカルロス・カリーリョさんは、同僚と仕事に向かう最中に1匹の犬を発見しました。
それがこちら。
彼らは最初は犬だとは思っていなかったそうなのですが、その「何か」に気づいて戻って見たところ、犬だという事が判明。
そして、近づいてみると犬が助けを求めていることがわかりました。
犬は、口と前足を縛られていたのです。
おそらく、元飼い主が彼をここに捨て、追いかけてこないようにと縛り上げたのでしょう。
このままでは身動きも取れず、食事も水も飲むことができず衰弱死する事は目に見えていました。
カリーリョさんはすぐに犬を自由にしてあげました。
彼がみるにおそらく犬は捨てられて1日ほどが経過していたといいます。早い発見でよかったのですが、何より犬を捨てるのですら酷い行為であるのに、あの姿で野原に放り出したという、あまりにも残虐な行為は本当に信じられません。
そして、その後。
その後カリーリョさんたちは車に犬を乗せて近くの施設へと連れて行きました。
無事に施設に引き渡された犬の笑顔は印象的で、きっと彼自身も「自分はこの人たちのお陰で救われた」と理解していたようでした。
尻尾を振り、そして笑顔を振りまく姿は感謝を表していたように思えたそうです。
そして、幸いなことに犬を検査すると健康体。ただ、虫歯があるのが発見されたので今はその治療を行い始めているそうです。
あんなに酷い姿で捨てられにも関わらず、元の飼い主が現れたらまた喜んでしまうのでしょう。そう思うととても胸が痛いです。
1日でも早く治療が終わり、素敵な家族と巡り合う日が来ることを願っています。
参照元:thedodo