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人の医学の歴史でも、「尿」と「便」の検査は昔から注目されていました。
高度な検査方法や知識がないころは、外から見て分かる情報だけが頼りです。
さまざまな病気によって消化器官や泌尿器官は影響を受け、排泄物の状態が変化します。
いぬの場合も人と同様です。
普段から尿や便の観察をしておけば、わずかな体調の変化をより早く察知できます。
尿のチェックポイント
色が薄い | 水を飲み過ぎている。肝臓からの尿生成が多い。 |
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色が黄色い | 水が足りない。黄疸が出ている。ビタミン剤の投与の影響。 |
色が赤い | 血尿。血色素尿。 |
色がこげ茶 | 肝臓から膀胱のどこかで出血していて、しかも時間がたっている。 |
にごっている | 雑菌の繁殖。粉状の尿結石。炎症によるたんぱく産物が混ざっている。 |
腐敗臭がする | 雑菌が繁殖している。 |
少量を頻繁にする | 膀胱炎を引き起こしている。 |
勢いが弱い | 結石や腫瘍で流路がふさがれている。 |
尿のチェックポイント
色が薄い | 下痢気味で水分が多いと、引き伸ばされて便が薄く見える。胆汁が十分に出ていない。 |
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色が茶色い | 食べ物の変化。 |
色が黒い | 胃〜小腸など、消化管の上流で出血がある。鉄分が豊富な食物を与えた。 |
色が真っ赤 | 大腸〜肛門など、消化管の下流で出血がある。 |
硬すぎる | 水分が不足している。便秘で大腸に長い間とどまっていた。 |
下痢 | 腸のトラブル全般。 |
時間がかかる | 下痢と便秘の両方に見られる。大腸腫瘍の可能性も。 |
上記は、おおまかにまとめてみました。
飼い主が観察を行い、早い段階で適切な対処をすればほとんどのケースは治ります。
放置が続くと内臓疾患などの病気の場合は特に進行が進み、病院で診察した時には遅かったと言う場合もありますので、異変が続くようであればすぐに病院で診察してあげてください。
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