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生きている事が辛いと感じるほど、全身を毛で覆われ爪が伸び切った犬が発見され、幸せを手に入れるまで。

生きている事が辛いを感じるほど、全身を毛で覆われ爪が伸び切った犬が発見され、幸せを手に入れるまで。

今年の2月。アメリカ・フロリダ州のある駐車場で犬が保護されました。保護した動物救助団体の創設者であるロビン・ロバーツさんは、その犬を見て言葉を失ったそうです。

全身毛むくじゃら。文字通り毛も爪も伸び放題。この写真でどこがどの部分なのか判別が難しいほどです。

見た通り、伸び切った毛が視界を遮り何も見えません。そのせいで歩くこともままならないのです。その毛皮の様子から分かる通り、かなりの長い月日をこのまま過ごして犬の体からは糞尿などの悪臭が漂い、駐車場に充満していたほどだったそうです。

ロバーツさんたちの施設の環境では手に負えないとの事で、より大きな動物シェルターで働くリック・チャボディさんに助けを求める事になりました。

チャボディさんも30年という長い間、動物の救助活動に携わってきましたがこれほどまでに酷い「ラサ・アプソ」は見た事がないそうです。

こうして両手で大きく持ち上げてやっとわかる全体像。一体どれほどまで重たかったことか。

そして、全身を覆う毛を刈る作業に入ります。


チャボディさんらによって毛のほとんどを刈ってもらったラサ・アプソ。その手も酷いもので、爪が恐ろしい程に伸びていました。

そして全身くまなく異例にしてもらった姿がこちら。

面影が全くありません。すっかり短くなった毛でかなり見刈りになりました。汚れて全身茶色でしたが、綺麗にシャンプーすると真っ白の毛が現れたのです。

そして新しく名前も「セコイア」と名付けられました。

暫くは体を労り、ある程度落ち着いてきた頃、里親探しのイベントに参加する事となりました。

そしてその結果。

そして、そのイベントに参加した結果、セコイアはめでたくミラさんとライアン・ミラーさん夫妻の家族となることが決まりました。

ミラさんはずっと犬が欲しかったらしく、セコイアに会った瞬間、腕の中に抱くとしっくりくるような運命的な感覚を感じたそうです。

ミラーさん夫妻の家には先住猫が暮らしているそうですが、どうやらそれなりに上手くいっているそうです。

生きていることがとても辛いと感じるほど酷い状態で発見されたセコイア。これからは身軽に家族と幸せに暮らしていくことでしょう。

参照元:thedodo

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