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電動カートで無理やり引きずり回されている犬を発見した女性。警察に通報し、その後、男は逮捕される

電動カートで無理やり引きずり回されている犬を発見した女性。警察に通報し、その後、男は逮捕される

アメリカ・テキサス州ミッションで、ジャーマンシェパードの飼い主である男が動物虐待によって逮捕されました。

この男は、信じられないことに、首をリーシュに繋いだ愛犬を電動カートにくくりつけ、引きずり回していたのです。

その様子を目撃して驚愕したのは、近所に住むメリッサ・トレスさんという女性。犬が道の真中を引きずられているのに気づいたメリッサさんは、車から出て男を怒鳴りつけました。

「一体自分が何をしているか分かっているの?頭がどうにかしてしまったんじゃないの?」

そう言って男の暴挙を止めようとしましたが、男は全く聞き入れようとしませんでした。それどころか、男はこう言い放ったのです。

「余計なお世話だ。これは俺の犬だから、どうにでも俺の好きにするつもりだ。」

男が犬を引きずり回すことを一向に止める気配がないと悟ったメリッサさんは、その様子を録画することにしました。

そして、その動画を自身のfacebookに載せたあと、警察に通報したのです。

この動画を見た愛犬家・動物愛好家からミッション市の警察署に電話が殺到。その結果、59歳になるマリオ・カルドナは動物虐待の罪で逮捕されることになったのです。

動物虐待をしてる場面に出くわした場合、動画を撮るよりもリーシュを切るとか飼い主を電動カートから引きずり下ろすべきでは?と言った批判の声も一部あったそうです。

しかし、ジョティ・ティトル警部補はこういったケースでは動画は非常に重要だと語ります。

その理由は、証拠がなければ逮捕することが難しいから。したがって、メリッサさんのとった判断は正しかったのです。

そして、虐待されていた犬のその後とは。

動物虐待で逮捕された男は1993年に襲撃に放火、酩酊状態での運転などの逮捕歴があることが後に判明しました。男はすぐに刑務所へ収容され、保釈金は1万ドルとなっています。

そして、ジャーマンシェパードの「G2」は酷い虐待をする飼い主から開放され、動物保護施設「ミッション・アニマル・コントロール」へ移されました。

その後、G2はミッション市のカトリック教会のロイ・スナイプス神父に引き取られました。そして、神父に「セニゼ」と新しい名前をもらい、新しい人生を送っているそうです。

参照元:dogingtonpost

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