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「犬の投棄場」として知られる場所で保護された犬。ずっと独りで心細かったのか近づく姿に胸が苦しくなる

「犬の投棄場」として知られる場所で保護された犬。ずっと独りで心細かったのか近づく姿に胸が苦しくなる

アメリカ・テキサス州のある人気のない場所に「犬の投棄場」として悪名高い場所がありました。

そこには囲むように広範囲に柵があり、そこで数々の孤独な犬たちが保護されたり命を落としたりしてきた場所です。

その地に度々足を運ぶ地元の救済機関「The Abandoned Ones」のジュディ・オブレゴンさんという女性がいました。ジュディさんは、その日もその荒地に足を運んでいました。そしてまた1匹の犬を発見したのです。

犬はジュディさんを発見すると、顔を上げて彼女を見ていました。そして、彼女が近づくと切なく泣きながら近づいてきたのです。

その時の様子の動画がこちら。

久しぶりに人間に会ってホッとしたのか、鳴き声がとても寂しく切なく聞こえてきます。

こうして犬を保護したジュディさんは、彼の首元に黒いものが巻きついている事に気がつきます。そして、その場を去る時にその正体を知りました。

黒く巻きついていたもの正体は。

巻きついていたのはどうやら靴紐のような黒い紐。それは柵に結びついてあったようなのです。犬が必死でちぎったのか、それとも劣化したのか、紐が切れてもなおその場所で「飼い主が迎えにきてくれるはず」と待っていたかのようでした。

ジュディさんは車を運転しながら、この犬に「キャリー」という名前をつけました。そしてキャリーは、運転するジュディさんにくっつき頬にキスをしてくれたのです。

人間の都合によってあんな場所に置き去りにされて捨てられたと思われるキャリー。それでもキャリーは、まだ人間を信じ愛してくれるのです。

キャリーの体にマイクロチップがないか確認しましたが、何もなかったので、キャリーのこれまでの人生はわかりません、

しかし、それ以上に喜ばしい発見がありました。

驚くべき事に、あんな場所でしばらく独りきりだったにも関わらず、キャリーの体は健康そのものだったのです。その証拠に食欲もあり、元気に食事する様子が撮影されました。

ジュディさんに保護された翌日、キャリーは保護施設に入っていました。そこにはすでに安心感を覚えとても笑顔になっているキャリーの姿が。

キャリーは寂しかったのでしょう。ジュディさんに出会った時、そして施設に入って初日だというのにこんなに安心して嬉しそうな表情を見せたのです。

キャリーならこの笑顔で、ずっと一緒にいてくれる素敵な家族がすぐに見つかることでしょう。

参照元:thedodo

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