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両親と兄弟を失ったアルビノの子犬。紫外線を避けながらの生活が続くも里親の努力で外の世界を楽しむ

両親と兄弟を失ったアルビノの子犬。紫外線を避けながらの生活が続くも里親の努力で外の世界を楽しむ

ある少女がFacebookに投稿した記事によって子犬たちの存在を知ったというレザさん。

その少女によると、近所の人が飼っている犬が赤ちゃんを産んだものの、母犬が死んでしまったため困っているという。

以前、レザさんは子犬をミルクで育てた経験があることから、なにか手助けできないかと飼い主に男性に連絡を入れることにしました。

すると飼い主の男性は、まだ生後3日の子犬を4匹すべて引き取ってくれないか、と言ってきたのです。その時は、まだこの男性がバックヤードブリーダーだとは知りませんでした。

バックヤードブリーダー
バックヤードブリーダーは素人ブリーダーとも呼ばれ、特に繁殖に関して深く勉強しているわけでなく、趣味程度でブリーダーになった人たちのこと。

男性の住むロサンゼルスまで子犬を迎えに行くと申し出たレザさんに、男性は訪問されることを断固拒否します。そこで、カリフォルニア州のリバーサイドという街で子犬たちを引き渡すことになりました。

何か不審なものを感じたまま、レザさんは子犬4匹を引き取りました。受け取った子犬の体はとても小さかったと言います。

そして、自宅に連れ帰った子犬たちは、片手ですっぽりと収まってしまうほどの小ささでした。

子犬は間違いなく生後3日にしては小さかったのですが、このあと呼吸がおかしくなり血を吐くまでは、身体に異常があることはわかりませんでした。

吐血が起きたため、すぐに動物病院に駆け込みましたが、獣医の処置もむなしくその日に1匹が亡くなってしまいます。

そしてさらに48時間後。

そしてさらに48時間後。2匹の子犬も天国へと旅立ってしまいました。残されたのは子犬1匹。

親も兄弟も失った子犬は「ラッキー」と名付けられ、必死に生きようとします。しかし、レザさんは亡くなった子犬よりもさらに小さいこの子犬の命ももたないかもしれないと感じていたと言います。

しかし、ラッキーは死の淵から生還し、少しずつ元気を取り戻していきます。そして2週間後、ようやくラッキーの目が開きましたが、右目はひどい感染症にかかっており摘出せざるを得ませんでした。

小さな体で片方の目まで失うことになってしまったラッキー。それ以降はミルクも飲み、順調に成長していきます。

ラッキーはアルビノのため、紫外線によって皮膚ガンや白内障のリスクがあると獣医に言われたリザさんは、ラッキーの左目と五感を守るため紫外線を通さない洋服やゴーグルを着用させ外へ出ます。

こうして風や音、土などを感じられるようになったラッキーは、両親や兄弟の分まで、リザさんに支えられながら精一杯生きることでしょう。

参照元:thedodo

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