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皮膚病を患っている愛犬にとんでもない行為をした飼い主。その驚きの理由と、その後の経過とは

皮膚病を患っている愛犬にとんでもない行為をした飼い主。その驚きの理由と、その後の経過とは

2016年の6月、エクアドルにある動物病院「Darwin Animal Doctors」に「キティ」という名前の白い犬が飼い主に連れられやってきました。

どうやら、まぶたの毛がなく皮膚に異常があるとのこと。獣医は「恐らくダニのせいだろう」という事で応急処置をしました。

しかし、それからまだひどくなる可能性もあるため「このまま毛が生えてこなかったり悪化した場合はすぐに病院にくるように」と声をかけキティの診察を終えました。

その後、キティが病院に現れる事はなかったため、無事だったかもしくは他の獣医にかかり完治したのだろうと考えていました。

しかし、その考えは間違っていたのです。

最初に来院した日から9ヶ月後の今月。また飼い主に連れられキティがやってきました。その姿は目を疑いたくなるような酷い状態だったのです。

キティは真っ白だったその体は全身紫色のスプレーで塗り固められていたのです。それでも分かるくらいに体中から被毛が無くなっており、あらわになっているその皮膚を見てみると、赤く、そして以前と比べるととても酷く荒れていたのです。

一体なぜこのような重症になったのか。そしてなぜ紫色に染められてしまったのか。その理由は理解するのに苦しみました。

そして、その理由とは。

1回目にこの獣医にかかった後、結局キティの症状は悪化したため3ヶ月後に別の獣医の元を訪れたそうです。そこで注射といくつかのビタミン剤での治療が行われました。しかし、結局それも効かずむしろ悪化する結果に。

一向に良くならない愛犬の姿に絶望した飼い主が次に耳を傾けたのは、近所の人の話。もちろん医療に携わる知識も資格もない人たちです。そして、飼い主は普通の状態では考えられない手段に出たのです。

それが、このように全身を紫のスプレーで覆う事でした。近所住民たちがそうなるように示唆していたようで、飼い主も「これで良くなる」と思い込んでいたとか。

キティは元々いたダニが蔓延して二次皮膚感染症が発症。脱毛症になりあらわになった皮膚は傷だらけでそこからも菌が入り込んでいました。

あまりに酷いその状態は、早急な治療が必要となりすぐに治療室に運ばれて行きました。

獣医は、治療後にこれから引き続きダニ治療を行うために毎月1回の隊員を言い渡しました。そしてまず最初に「一週間後に必ず来院するように」と飼い主に強く言い渡したのです。

そして一週間後。

今回はきちんと約束を守り、飼い主がキティを獣医の元へと連れてきました。

やってきたキティは劇的な回復を遂げていました。毛は徐々に生え始め、たくさんあった傷口はふさがっていたのです。初めて会ったキティの姿に戻りつつありました。

心のそこから喜んだ獣医と看護師。まだ紫色のスプレーはうっすらと残っており、ダニの治療も必要なため暫くの通院が必要になりますが、キティが完全に回復できる日もそう遠くないかもしれません。

参照元:darwinanimaldoctors

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