約2年前、ある街の路上で「パール」という名前の犬が保護されました。パールはその体のせいで安楽死させられる予定にまで発展していたと言います。
その体というのがこちら。
こちらが保護された当時のパール。見たことのないほどまん丸と太った体。体重は約38kgもあったと言います。この犬種での平均体重は重くても8kg程度。倍どころの話しではありません。
この重すぎる体では歩くことなんて当然できず、それどころか自分で首を曲げることも出来ないほど脂肪がついていたのです。
捨て犬のようでしたが、この体型は野良犬生活の中で育ったおのではないのは明らか。元飼い主の元で、餌だけは大量に用意され「勝手に食べて」という飼育放棄だったのかもしれません。
そして、ついにパールが身動きすら取れなくなってしまったため、捨てられた可能性が高いということです。
見知らぬ場所で、屋根もなく、しかし動けない。助けてくれる人もいない。そんな状況になったパールはただでさえ大変な体なのに心まで壊れてしました。
見知らぬ世界を恐れ、うつ病になり、そしてついには関節に痛みが。保護された後、一時はパールを安楽死させる予定まで立っていたと言います。
しかし、ここからパールを変えるための奮闘が始まります。
これではいけないとパールのダイエット生活は始まりました。
なるべく体の負担にならないような運動から始まり、当然、栄養管理も。スタッフも気長に、しかし真剣にパールと向き合い地道な努力を続けていきました。
そして、そんな生活を続けること2年。なんとパールは約13kgの減量に成功。
まだ普通の犬よりは大きな体をしていますが、その見た目は見違えるほど変貌を遂げています。
あるけず首を動かすことも出来なかったパールは、今は自分の足で立ち散歩にいけるまでになったのです。
とはいえ、まだ他の犬よりはぽっちゃりしているパール。パールのダイエット生活はまだまだ続きます。
参照元:metro