ある日、てんかんの発作によって救急車で搬送されたホームレスの男性がいました。
救急隊員は急いで病院へ向かっていたのですが、ふと気づくと車のミラーに後方から追いかけてくる犬の姿が写ったのです。
隊員が気付いた時には、すでに犬が必死に救急車を追いかけてきていたのです。
しかし患者はホームレスの男性。この犬は彼のペットの犬なのか、それとも好奇心から走って追っかけてきているのか、区別がつかずしばらくそのまま走行し続けました。
それでも諦めずにずっと追いかけてくる犬。
そこで隊員は「ここまで必死になっているのだから患者の可愛がっている犬なのかもしれない」と思い救急車を停車させます。
すると。
救急車を停車させると、開いた扉に犬はすぐに飛び乗ってきました。
そして患者の男性の近くにずっと寄り添い続けたのです。
後に治療を受けた男性は回復。意識が戻り無事に犬と再会を果たしました。その犬はやはり、男性の飼っていた犬だったようです。
ホームレスの男性とその愛犬との深い絆が伺えます。
参照元:shareably