ロシアに暮らすアリナ・エスマットさんは息子のために、ジャック・ラッセル・テリアの子犬を購入しました。
しかし、飼い始めて1ヶ月である事に気付いたのです。
「耳が上を向いている。」
エスマットさんの家族は耳が垂れている方がかわいいと思い、なんとか下向きにしようと、耳のコインなどの重りをつけたものの、全くうまくいかなかったそうです。
家族がイメージしていたのは映画「マスク」に登場するこの犬でした。
耳を垂れさせることを諦めきれないエスマットさん家族は、なんと犬の耳を下向きにさせる整形手術を受けさせる事に決めたのです。
そして、飼い犬は手術されることに。
飼い犬の耳を下向きにするべく、獣医の元を訪れたエスマットさん。整形の理由を説明すると、当然担当した獣医には「手術の必要はない」と断られたそうです。
家族がなかなか説得に応じないために、担当医であるアンドレー・マジン医師はエスマット家まで出向いたといいます。
しかし、家族の決意は固く「耳が垂れていた方がかわいい」と主張し、手術を要請したのです。
そして、手術の結果。
そして、手術の結果エスマットさんの希望通り、犬の耳は下向きに垂れるようになりました。
しかし、この犬は軟骨を傷つけられるという不必要な手術をしいられました。最後までこの手術に反対した医師はこうコメントしています。
「手術は正しかったとは思えません。しかし、こういう飼い主はいるんです。」
おそらく、今回の医師が断ったとしても、エスマットさんは違う病院で手術を受けさせたでしょう。
そして、エスマットさんは罪悪感もなくこう話しているそうです。
「手術のおかげで耳が垂れて、ドッグショーにも参加することができます。繁殖させたくても耳が上向きになったままでは交尾の相手も見つかりませんでしたが、今では全てが順調です。」
参照元:metro