今から約5年前。ある家で飼われていた犬が家を抜け出し勝手にどこかへと行ってしまいました。
犬の名前は「エドガー」。家族に愛されて、性格はとても良かったそうです。しかし、そんなエドガーがいなくなってしまったのは突然のことでした。
エドガーがいなくなったその週、天候は非常に悪く、暴風が吹き荒れていたそうです。嵐が苦手なエドガーはその状況にパニックを起こしていなくなってしまったのでしょうか。
どちらにしても、外は荒れた天候。エドガーにとって家の中よりも辛い環境です。探し回るも見つからない日が1日、2日と過ぎるにつれ家族の不安はどんどんと募っていきました。
家にはエドガーの他にも「オスカー(右)」という犬も一緒に暮らしていました。
2匹はとても仲が良かったため、オスカーも毎日寂しそうにしていたと言います。
そして、見つからないまま1週間が経過。家族の思考はもう最悪の状況すら考えてしまっていました。
そして、その日オスカーの散歩に出ていたお父さんが近所で聞こえる謎の音に気づきました。次第にそれが犬の鳴き声に聞こえてきて「これはエドガーなのではないか」と思い、消防署に調査を依頼することにしました。
そして、お父さんの予想は的中します。地下を掘り進めた先にあった地下排水トンネルの中にはエドガーがいたのです。
1週間ぶりに太陽の光を浴びたエドガー。どことなく悲し気な表情をしているように伺えます。
行方不明から1週間。消防署の人たちの協力のおかげで、エドガーはまた家に帰ることができたのです。
そしてボロボロの状態で発見されたエドガーは。
保護されたエドガーは、いなくなる前に家にいた頃とは打って変わってひどい姿になっていました。
どういった経緯で排水トンネルに入り込んでしまったのかはわかりませんが、傷だらけだったエドガーはその傷口から菌が入り込み感染症を患っていました。
その部分の毛を刈られた痛々しい姿は、この1週間の辛さを物語っています。
状態はひどいものの、一番安らげる家に帰ってきたエドガーは安静にして治療に専念しています。徐々に状態はよくなり、無事に回復しました。
家族もみんな一安心。オスカーもエドガーの帰りをとても喜んでいたと言います。
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