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酷い虐待生活の後に車から投げ捨てられたシェパード。それでも人に愛嬌を振りまく姿に胸が締め付けられる

酷い虐待生活の後に車から投げ捨てられたシェパード。それでも人に愛嬌を振りまく姿に胸が締め付けられる

アメリカ・バージニア州にあるシェパードを主に保護するかつ号を行なっている施設「Shenandoah Shepherd Rescue」に新たに1匹のメスのシェパードがやって来ました。

この犬は同州でおそらく6ヶ月も彷徨っていたと思われ、飢えによって衰弱し、何よりも体に負った傷はとてもひどい状態でした。

その犬には下半身に特に目立つ大きな傷がありました。その傷跡を見ると、かなりの砂利が入り込んでいたことがわかります。その傷の様子から走行している車から投げ捨てられたと推測されました。

そしてさらに、外から見る分には毛に覆われていてわかりませんが、複数の虐待痕があったのです。ひどい虐待生活の後に、ひどい捨てられ方をしたというあまりに悲しい過去を背負っていたのでした。

それなのに、人間を避けようとしない犬。

男性よりも女性に非常に懐くことから、おそらく虐待は男性から受けていたのではないかと考えられます。とはいえ、男性は全く寄せ付けないというわけでもなく、酷い経験をしたにも関わらず、その性格は非常に優しく愛に溢れた犬でした。

そしてその後。

その後、この事がSNSなどで多くの人に知られるようになると「彼女の治療費のために」と募金活動が始まりました。

この犬は、傷の他にも発見当時、低体温に陥っていたりノミに脅かされていたり、ダニによる病気に苦しめられていたり、耳にも感染症に脅かされていたり。

酷い怪我を負ったままの6ヶ月間の生活は通常の野良犬よりも非常に危険で、命を落としかけない状態でした。

そんな体に3週間の抗生物質を投与したり、治療を行なってはいるものの、その医療費はまだまだかかる状態だったため、人々からの募金は非常にありがたい事でした。

現在も治療を受けながら、暖かい部屋の中で優しいスタッフたちと触れ合いながら栄養のあるご飯を食べて過ごしています。

無事に完治し、素敵な里親と巡り会えることを願っています。

参照元:lifewithdogs

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