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保護されたはずの13匹の犬が酷い状態で家の床下から発見。里親の女性は募金も募っていた事が判明。

保護されたはずの13匹の犬が酷い状態で家の床下から発見。里親の女性は募金も募っていた事が判明。

先月、アメリカのアーカンソー州ホランティオのある私有地で、13匹の犬が保護されました。

犬たちは家の床下に身を寄せ合い、地面に敷き詰められた草の上で縮こまっていました。その状況から、犬たちの飼い主はかなり前に姿を消していて、犬たちは誰からも世話されずになんとか生き延びていたことが伺えます。

13歳になるブレスも、そこで保護された犬のうちの1匹です。関節炎と寄生虫に苦しむこの老犬の目の下の汚れは、手入れを久しくしてもらっていなかったことを物語っていました。

ケンディル・ブリグスさんは、この犬たちを保護するために現場に足を踏み入れたレスキュー隊のひとり。そこでの光景はまるでホラー映画でもみているようだったと言います。

犬たちの命は助かりましたが、もう少し助けが来るのが遅ければ、彼らは確実に死んでいただろうという見解です。

信じられないことに、犬たちの悲惨な状況にも関わらず、彼らが「保護状態にあった」と主張する女性の存在が明らかになりました。

この女性は市営の動物保護施設から「しかるべき動物保護団体の代表」として犬猫の里親になっていたというのです。

そしてさらに、信じられない事実が明らかになります。

おまけに、この代表者はPayPalを通して一般の人から寄付金を募っていました。集まった寄付金で動物たちに必要なケアを与えていなかったのはいうまでもありません。

この知らせを聞いて多くの動物保護団体が立ちあがりました。それだけではなく、テキサス州の警察がこの事件について調査を開始したのです。

この女性はアーカンソー州だけではなく、テキサス州とルイジアナ州のシェルターからもかなりの数の動物の里親になっていたのです。

なぜ女性がそんなに多くの動物の里親になることが許されたのか、まだ明らかになっていません。

幸運にも助け出された13匹の犬たちは、獣医師の元で必要なケアを受けながら、新しい家族を探しています。この犬たちにとっての一番の朗報は、今後二度と保護される心配がないということでしょう。

一度シェルターから保護された犬たちが悲惨な生活を送った後、再びシェルターに戻されて安楽死されるなんてことがあってはならないと、動物保護団体所属の獣医師カリ・マククリーさんは話します。

現時点では、まだこの事件は調査中で代表の女性の詳細などは知らされていませんが、しかし、この女性がしたことはシェルターから動物を保護した後、見捨てるという決して許されることではない行為。

さらに、一般の人から寄付を募り動物たちに必要なケアをさせずに放置。このような事が二度と起きないよう、この事件の早期解決を願っています。

参照元:thedodo

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