アメリカ・カリフォルニア州・ロサンゼルスにあるスキッド・ロウという街で、ウォルター・サンダーズという男性はホームレスとして生活をしていました。
そんな彼に転機が訪れました。スキッド・ロウの支援制度によって、住宅補助を受ける承認が下りたサンダースさんは新しい自分の家を手にいれることができたのです。
新しい家は共同のバスルームのついた小さな家でしたが、路上生活だった彼にとってはとても快適で、間違いなく生活がグレードアップしたのです。
そんな家を見ていた時、何やら小さなが穴が開いていることに気がつきました。それは犬用のドアだったのです。
「せっかく犬用のドアがあるなら」とサンダースさんは早速犬を探しに行きました。そして、そこで出会ったのが同じ街で野良犬として生活していた「ディンカー」でした。
麻薬取引が行われるような怪しい路地裏で生活を送っていたディンカー。この似た境遇のふたりが出会ったのは運命だったのかもしれません。
サンダースさんはディンカーを家に連れて帰りました。しかし、犬を保護するのは簡単ですが、共に生活を送る事は大変な事。
ですが、サンダースさんにはそれをやってみせるという強い意志と愛情がありました。
そして、それに応えるかのように彼をフォローする機関が手を差し伸べてくれたのです。
ディンカーと新たな生活を始めたサンダースさんの元に、ダウンタウンドッグレスキューという団体から連絡が来ました。
その団体は、名前の通り、犬たちの救済を行なっています。
そしてサンダースさんの元には彼らから素敵なプレゼントが届いたのです。
そのプレゼントの中には、おもちゃ・お菓子・ハーネス。犬との生活を送るために必要なもの全てがそこには詰め込まれていたのです。
その箱とは別に、獣医に診察をしてもらうことのできる証明書ももらったと言います。
それによってディンカーはワクチン接種など、様々な予防を病院で施してもらえう権利をもらったのです。
街の支援制度によってサンダースさんとディンカーは新しい人生を手に入れました。これから送る生活が2人にとって素晴らしいものになることを祈っています。
参照元：thedodo