2年ほど前にアメリカのミズーリ州のとある場所で「キャバリア・レスキュー・オペレーション」と呼ばれる大規模な犬の救出が行われました。
問題となった場所には悪質なブリーダーによって繁殖が繰り返され、劣悪な環境で飼育されてきた108匹の犬がいました。
そのほとんどはキャバリア・キングチャールズ・スパニエルと呼ばれる犬種。彼らはみな、パピーミルに販売するために飼育されていたのです。
108匹の犬のうち、ほとんどは感染症によって目や耳が不自由な状態になっていました。
ブリーダーは彼らに栄養のある食事を与えることもなく、たとえ病気を患ってもそのまま放置していたのです。
地元のレスキュー団体の方々は、そんな彼らを救うために行動を起こします。
それは世界中から募金を募り、108匹の犬を全て買い取るというものです。
するt、そんな彼らを支援したいという人が次々と現れ、最終的には数千万円に及ぶ資金が集まったそうです。
そして後日。
レスキュー団体の方々はブリーダーが主催するオークション会場に乗り込みました。そこでは、ブリーダーがケージに入れられた犬を指差しこう叫んでいたそうです。
「この犬はもう妊娠している!」
「この犬はお金になる!」
オークションが始まると、レスキュー団体の方々が常に他の参会者よりも高い金額を提示しました。
そして彼らはなんとか108匹全匹を買い取り救出することに成功したのです。
そしてその後。
保護された犬たちは、その後必要な治療を受け、健康状態に異常がないことがわかるとレスキュー団体の施設へと移されました。
そして里親探しに奔走した結果、多くの犬たちは素敵な家族を見つけることができました。家族が見つかっていない犬たちも、施設でのびのびと暮らしながら里親を待っています。
参照元:boredpanda