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飼い主に蹴飛ばされ失明し、殺処分が決まっていた子犬。1人の女性の目に留まり無事に里親のもとへ

飼い主に蹴飛ばされ失明し、殺処分が決まっていた子犬。1人の女性の目に留まり無事に里親のもとへ

アメリカ・テキサス州のロングビューにある動物保護施設に保護されていた、生後6週間のピットブルの「マック」。

マックは飼い主に蹴り飛ばされたことが原因で、両目を失明していました。動物保護施設ではマックに里親が見つからないと考えたのか、殺処分を決定します。

保護されたマックの右目はすぐにでも治療が必要な状態でしたが、殺処分が決定していたため、治療が保護こされないまま、死へのカウントダウンが始まっていたのです。

幕は飼い主からも動物保護施設からも見放され世界の誰からも気にかけられないまま、この世から去ってしまう運命でした。

生まれて間もない子犬の顔面を蹴り上げるという狂気の飼い主から離れることはできたものの、マックの未来は「死」に向かっていました。

しかし、マック自身はそうは考えていません。幼いマックの魂は「必ずこの施設から出られる」と希望を持っていました。

そして、マックの強い魂が目の前にある現実を変えることになるのです。

犬の保護活動を行うリンディー・フォックスさんは、自身の動物保護ネットワークを通してマックの写真を目にしました。

「彼を助けなけきゃ」

写真を見た瞬間にリンディーさんはマックの強い魂を感じたと言います。

しかし、リンディーさんには毎日のように保護依頼のメールが山ほど届いており、そう簡単にマックを引き取ることができない状態でした。

それから2週間後。

マックの魂が希望した通り、マックには幸せな未来が訪れます。リンディーさんがようやくマックを引き出すことができたのは、マックを助けたいと決意した日から2週間後のことでした。

動物保護施設で何の治療も受けられなかったマックの目の状態は悪化していました。リンディーさんはマックを優しく抱き上げ、動物保護施設を後にします。

盲目の状態で冷たい床に寝ていたマックにとっては、人の温もりに触れたのははじめてのことだったかもしれません。安心したのかリンディーさんの胸の中で寝るマック。

マックを動物病院に連れて行ったところ、右目の状態はかなり悪く眼球を摘出しなければいけないことがわかりました。

左目はかろうじて残すことができるものの、やはり、ほとんど見えてはいないとのうこと。動物保護施設から引き出されてから4日後、マックは目の手術を受けました。

そして1ヶ月後、マックに永遠の家族が見つかります。

テキサス州で保護犬をすでに飼っているチャベス夫妻。

夫妻はマックを引き取ると、子犬のしつけ教室に通わせます。

するとマックは驚くほどの学習能力をみせ、トップ3の成績で教室を卒業したのです。

こうして、無事に幸せを手に入れたマック。先住犬と夫妻の優しさと温もりに包まれ幸せに暮らしていることでしょう。

参照元:thedodo

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