写真に写る通り、つぶらな瞳で美しい白の柴犬の「キンタ」。ひとたび笑うと周囲の人たちが思わず笑顔になってしまうほど、最高の笑顔の持ち主。
キンタと飼い主のミシェルさんの出会いにはある物語がありました。
6年前のある夏の日。
ミシェルさんは車の上にぐったり弱って横たわっている犬に出会いました。
シェルターに連れて行くと、飼い主が見つからなかった時には「安楽死」させられる可能性もある。そう考えたミシェルさんは、柴犬を自宅で保護しながら飼い主を探し始めました。
しかし、いくら探しても元の飼い主は見つかりません。
そしてそれから2ヶ月後。
2ヶ月の間、そのしば犬と過ごしているうちに、ミシェルさんはある事に気づきました。柴犬の乳首の一部が欠損していたのです。
アメリカにも、日本と同じように悪質なブリーダーがいます。そして柴犬は海外で人気が高まり需要が増えている犬種。この柴犬ももしかしたら、悪徳ブリーダーによって近親交配による奇形で商品価値がないといって捨てられてしまったのではないか。
ミシェルさんはそう考え、この柴犬に「キンタ」と名前をつけ、正式に家族として迎え入れたのです。
キンタは同居犬のチワワに猫、そしてモルモットたちと幸せに暮らしています。
キンタの過去はわかりませんが、今のこの笑顔を見ると、ミシェルさんから、深い愛情を受けている様子が伺えますね。
参照元：thedodo