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自力で歩くことのできなかった犬を夫婦が発見。多くの人の力によって元気を取り戻す。

自力で歩くことのできなかった犬を夫婦が発見。多くの人の力によって元気を取り戻す。

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2016年2月28日。アメリカ東南部のフロリダ州、エバーグレーズの高速道路脇でこの犬は発見されました。

マイアミから国立公園を抜け、海岸沿いのエバーグレーズあたりに差し掛かった夫婦は、高速道路脇をフラフラと力なく歩く犬を発見します。

車のライトに照らされた衰弱状態の犬を、夫婦はそのまま見過ごすことはできず、すぐに車を停めて犬の元へと近づきます。すると、体は真っ赤にただれ、目も見えていない様子。この犬は体を横たえる場所を探しているかのようだったそうです。

夫婦は助けを求め警察へと連絡。到着するまでの長い時間、夫婦は犬を励まし続けました。ようやく到着した警官は、この犬のあまりに酷い状態を見て、動物保護団体の「Dezzy’s Second Chance Animal Rescue」へとレスキュー要請を入れます。

動物保護団体が到着するまでの間、警官は犬に持っていた食べ物を与え励ましました。お腹が空いていたようで、すぐに食べ物を口にしました。

到着した動物保護団体のスタッフが犬の様子を確認すると、自力で歩くことが難しいことがわかったため、胴体にタオルを通しサポートしながらゆっくりと車まで誘導しました。

そしてその後。

こうして保護されたこの犬は「パウダー」と名付けられ動物保護団体が責任をもって預かることになりました。

保護された当時のパウダーの皮膚はかさぶただらけの状態で、白い被毛はほとんど脱毛していました。まずは、全身の痒みと痛みの原因である疥癬の治療から始められました。

パウダーが目が良く見えなくなっていたのは「眼瞼内反症」が原因ということがわかったため、目の手術が行われました。

パウダーの健康を取り戻すための治療には多額の費用が必要でした。その費用は暖かい人々からの寄付金でまかなうことができたのです。

毎日の食事も栄養のあるものを与え、スタッフは他の犬たちともパウダーを遊ばせました。こうしてパウダーは元気を取り戻していったのです。

自力で歩くこともままならない状態だったパウダーがこうして元気を取り戻すことができたのは、発見してくれた夫婦を始め、これまで関わってきてくれた多くの人たちの力があったからなのです。

参照元:youtube

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