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アメリカのノースカロライナ州に住む男性が7月10日にFacebookに1枚の写真を投稿。その写真には生まれてまもない9匹の子犬が写っていました。
そして、こう記載されていました。
「ボクサーとピットブルのミックスの子犬たちを欲しい人はいませんか」
単に里親を募集しているようにも思えますが、実は飼育環境に大きな問題があったのです。
偶然にもこの男性の近所に住む人が、このFacebookの投稿を目にすることがきっかけで発覚しました。
この男性は母犬を一切散歩させず4年間もつなぎっぱなしの状態にしていたのです。しかも、母犬は3年間に3回も出産させられた上に子犬たちはすべて姿を消していました。
どうやらこの男性は趣味程度の知識しか持たないバックヤードブリーダーだったのです。
ご近所さんはすぐに男性から母犬の「ナナ」と9匹の子犬を引き取り地元の動物愛護団体「FFAS」に相談します。
FFASはニューユークの動物保護団体「Mr.Bones & Co.Rescue」に協力を求めますが、まだ子犬は目が開いていない状態。
車で12時間も離れている場所までの移動は負担が大きいという理由で大きくなるまでFFASで育てることになりました。
そして、Mr.Bones & Co.Rescueの創設者であるフランクさんはすぐにFFASを訪れ母犬と子犬たちの様子を見に来てくました。
近いうちに自分たちが面倒を見る犬たちとスキンシップをとっておきたいとFFASを訪問したフランクさん。犬たちの安心を第一に考えてのことでしょう。
母犬はナナと名前があったのは初めから分かっていましたが、フランクさんは9匹の子犬には名前がありません。そこでフランクさんは子犬に名前をつけてあげたのです。
「ピーターパン」の登場人物の名前からとることにしました。
そして、元の飼い主から保護されてから2ヶ月が経ち、ニューヨークの施設へと移るだけの体力が備わりました。
ナナと子犬たちは大事に育ててくれたFFASのスタッフたちに見送られニューヨークへと旅立ちます。そして、9匹の子犬たちはあらかじめ決まっていた一時預かりしてくれる人たちの家に行くことになります。
ナナは子犬たちが全員引き離されて行くのを静かに見ていたそうです。最後の1匹が引き取られるのを見届けたナナは安心したのか、スタッフの体にもたれかかりそのまま眠ってしまいました。
きっとナナは「この人間たちは悪い存在ではない。」と感じたのでしょうか。Facebookの投稿を近所の人が見かけなければ、同じことを繰り返していたに違いありません。これからナナと子犬たちが幸せに暮らしていけることを願っています。
参照元:thedodo
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