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ダニが付いていたことが原因で捨てられてしまった犬。布切れと勘違いされるほど酷い状態からの生還

ダニが付いていたことが原因で捨てられてしまった犬。布切れと勘違いされるほど酷い状態からの生還

ある日、マサチューセッツ州にある小さな町、ファルマスで散歩をしていた男性は、道の向こうに小さく古い布のような塊を発見しました。

不審に思った男性はそれが何か確認するために少しづつ近づいて行きました。

なんとそれは布の塊なんかではなく、犬だったのです。生きているかどうか確認するのも難しいような状態だったと言います。

かすかに聞こえた弱々しい呼吸音を確認した男性は、すぐに次もごとの動物救助団体の「Adopt-A-Bull」に連絡。

男性は、救助が到着するため、できるだけ犬を落ち着かせるように頑張っていたそうです。

犬は団体の施設内の治療室に運ばれました。

診察を行った担当の獣医は、このブルドッグの体重がわずか9キロしかないことに驚いたと言います。生後15ヶ月ほどの健康なブルドッグと比べると極端に軽かったのです。

また、体毛の具合を見れば、飼い主に酷い扱いをされてきたことは明らかでした。

保護団体は、資金もかなり厳しい状況でしたが、この犬が回復するまでの世話を続けることを決めます。まず、Facebookページを通じて、寄付を募ります。その際、彼らのフォロワーたちの好意に感動したといいます。

やがて、「プリンセス」と名付けられたこのブルドッグは、徐々に回復。団体はいったい誰がこの犬に対しひどい仕打ちをしたのかについて調査を始めたのです。

その結果。

その結果、プリンセスの元飼い主がこの子を購入したブリーダーの元にこの子を返していた事実が判明します。

それも、プリンセスは毛にダニが付いていたかという理由でした。しかも、ダニそのものは人間に大きな影響を与えるようなものではなく、子犬にダニが付いていることは別に珍しいことではありません。

しかし、飼い主はプリンセスが「病気を持った犬」と信じてしまったようです。

飼い主に気に入られなかったプリンセスに罰を与えるということなのか、ブリーダーも返されてしまったプリンセスに、ろくにエサも与えず、死ぬかもしれないと理解した上で路上に捨てたのです。

現在は回復したプリンセスは幸せに暮らしているそうです。

参照元:hefty

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