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誤解されることが多い
犬はいろんな場面で飼い主やその家族、または、その周りの人間にさまざまな信号を送り続けています。
しかし、人間と同じ方法や信号は使いません。
それゆえに、犬から発信された情報が飼い主に誤解されて伝わっていることも少なくありません。
例えば、犬があなたの膝の上に前足を置いてきたとしましょう。
犬のかわいい前足を見たあなたは「あらカワイイ♪この子は私に甘えてきてるのね♪」と思うかもしれません。
しかし、犬が前足を相手の膝や肩などにのせる行為は、それとは逆の意味のことがほとんどです。
というのも、犬が前足をのせるのは、人間に対する支配を示すための表現である場合が多いのです。
これは、オオカミが自分の優位性を周りに伝える時に、前足や自分の頭を別のオオカミの肩にのせるのと同じと言えます。
もし、犬があなたの膝に前足をのせてきて、あなたは「あらカワイイ」と言いながら犬の顏をなでたとしましょう。
これが意味することは、、、
もう、お分かりでしょう。犬の支配をあなたが受け入れたことになるのです。
つまり、飼い主よりも犬の方が優位になったということです。少なくとも犬はそのように認識します。
犬の出す信号に飼い主が無意識のうちに応え、それを繰り返すことによって、飼い主と犬との力関係ができあがっていきます。
もし、犬を飼い始めたばかりでなかなか言う事を聞いてくれない時は、飼い主である人間の知らないところで犬との力関係ができあがっているのかもしれません。
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