ブルガリアのとある村で、廃車となったトレーラーに何者かによって鎖で繋がれ放置された子犬が発見されました。デュークと名付けられたその犬は、当時伝染病に感染していたそうです。
村に住んでいた一人の女性がデュークを発見、その後動物レスキューによって保護されました。レスキュー隊のトニーさんが現場に到着した際、デュークは自分自身の糞尿にまみれていました。
とても怯えていた様子でしたが、トニーさんが近づくと手にキスをしてくれたそうです。
レスキューグループの避難所に空きがなかったため、デュークは他の数匹の犬や猫たちと一緒にトニーさんの自宅へと引き取られていきました。
トニーさんは、数週間にわたってデュークの伝染病の看病をしました。そして、もう一点デュークには問題がありました。
前脚の1本が折れ曲がっていたのです。獣医師の診断からは、おそらく誰かによって負わされたものだとのこと。足は打ち砕かれ、靭帯は存在せず、骨が浮き彫りになっていたのです。
その後数回にわたり手術が行われ、脚には添え木が当てられました。そして、正しい食生活に周りの人からの手厚い看病によってデュークは少しずつ快方へと向かって行ったのです。
トニーさんのいる動物レスキューグループは8年前に発足以来、オランダ、ドイツ、フランス、ベルギー、アメリカなど様々な国から1,000人以上の新しい飼い主さんを見つけてきました。
そしてデュークも無事、イギリスに住む新しい飼い主さんの元へと引き取られていきました。
– 出典 – thedodo