慢性腎不全
よく水を飲み、オシッコもたくさんする元気な愛猫と思っていたら…
水を飲む姿を頻繁に見かけたら疑って 高齢の猫がかかる病気でもっとも多い腎不全。
飲水量が増え、オシッコ量も増える「多飲多尿」が初期症状として表れます。
水をたくさん飲むのは尿路の健康にとってよいことなので、病気の症状だとは思いにくいかもしれません。
目安として、いつもの1.5倍くらい飲むようになったら一度受診をするようにしましょう。
オシッコの仕方にはトイレ環境が影響することも 猫はきれい好きなので、
汚れたトイレがイヤでオシッコを我慢し、尿石症や膀胱炎になることがあります。
オシッコが出ない状態(尿道閉塞)が3日以上続くと、
尿毒症で命を落としてしまうこともあります。
そうならない為にも、トイレはつねに清潔を保つようにしましょう。
肛門のう炎
体を曲げてお尻を入念に舐めていたので、几帳面な猫だと思っていたら…
排泄後のお手入れならすぐに終わります 肛門のうは、
肛門の左右横にある分泌液がたまる袋を言います。
詰まったり、細菌が入ったりすると炎症を起こし、かゆみや痛みが出ます。
肛門のう炎になった猫は、排泄後以外でもお尻をしきりに舐めたり、しっぽを追いかけたりします。
また、お尻を地面にこすり付けるような動作をすることもあるので、
これらの行動を見かけたら病気の可能性を疑いましょう。
舐めるのは内蔵疾患でかゆみを感じていることも…
猫は内蔵疾患で代謝が滞ると、むくみが出て体がかゆくなることがあるため、 そこを舐めたりします。
また、ぽっちゃりめの猫は、お腹の脂肪が冷たくて、舐めて温めようとする傾向もあります。