ケース1
猫は、フードに砂をかけるようなしぐさをすることがありますが、
これは前回ご紹介したように、獲物や外敵に存在を知られないよう、ニオイを発する物を隠したいと言う気持ちからの行動でした。
参照 –【猫】こんなときはどんな気持ち?–
これと同じように、 吐いた物を片付けたあと、その場所のにおいをかぎ、砂をかけるようなしぐさをすることがあります。
これはフードのときと同様に、ニオイに反応して隠そうとしているのでしょう。
実際にその物があるかどうかや、隠せたかどうかと言うのはあまり重要ではなく、
その行動をしないと落ち着かないのでしょう。
ケース2
また、自分の痕跡に関係なく、 箱を置いておいたら、
中に入って前足で箱の底を引っかくような行動をとることがありますが、
これはマーキング(自分のニオイ付け)と考えられます。
ふだんは家の中にない箱が気になり、前足の指間の分泌腺から出る自分のにおいをつけて
マーキングをしていると考えられます。