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こちらは猫の「サンサ」。とても小さい子猫です。
サンサは生まれてすぐに母猫から見放されてしまいました。ろくに食べることもできず、骨と皮だけの状態でした。
体が小さすぎるせいで、母猫はこの子が生き残るのは無理だろうと判断し、他のきょうだい猫の世話を優先したのかもしれません。
そしてアランさんという男性がサンサを引き取ることになりました。
足よりも小さい子猫。でも、『愛されたい』『かわいがってほしい』という気持ちはだれよりも大きいものでした。
助けてくれたアランさんに甘え、足に挟まったままで眠ってしまうことも。生まれて初めて優しく接してもらった相手なのです。
アランさんは母代わりとして数時間おきにサンサにミルクを飲ませました。
アランさんが今まで見た猫の中でもいちばん小さな子です。家の中を案内しようと歩き回ると、一生懸命あとをついてきました。
暖かくてふわふわのベッドや、たくさんのおもちゃも与えてもらいました。
大好きなベッドにしょっちゅうもぐりこみ、気持ちよくて幸せそうにしています。
ねずみ、つかまえたサンサ。
ほんの2~3週間で、ぐんぐん体は大きくなっていきました。安全で快適な部屋で思いっきり遊び、元気に成長しました。
おとなしく抱っこされる様子。
そして、数ヶ月後。新たに猫がやってきたのです。
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