ある日、猫の「マートル」は寒さと空腹に耐えていたところを親切な女性に発見され、保護されました。
それまで野良猫だったマートンですが、すぐに新しい環境にも慣れて、家の中でくつろぎ始めたそうです。
家で暮らし始めたマートンのお腹は、みるみるうちに大きくなっていきました。それを見た飼い主さんはすぐに、食べ過ぎで太ったのではないと分かったそうです。
マートンは外で暮らしている時に妊娠していたのです。
マートンと暮らし始めてから2ヶ月後のこと。仕事から帰ってきた飼い主さんはとても疲れていたため、そのままベッドに倒れこみました。
そして、数時間後に目を覚ますと…、ベッドの上に産まれたばかりの子猫達がいたのです。
なんとマートンは寝ている飼い主さんの隣で、7匹の子猫を出産をしていました。
幸せそうに子猫達にミルクを飲ませるマートン。
わずか2週間半で子猫達はこんなに大きくなりました。
生後4日目の時には余裕のあったバナナの箱は、生後18日後にはギュウギュウ状態になってしまいました。
飼い主さんに新しいベッドを用意してもらった子猫達は、その後もすくすくと成長していきました。
愛情深いマートンお母さんは、常に子猫達のことを近くで見守っています。
この頃になると子猫達は部屋中を駆け回るようになり、疲れると団子状になって眠るようになりました。
随分大きくなった子猫達に、マートンはいつも押され気味のようです。
そしてその後、子猫たちとの別れがありました。
その後、子猫達が十分に成長すると、マートンと1匹の子猫を残して、新しい里親さんのところへと旅立っていきました。
子猫達との別れは辛いものになりましたが、新しい里親さんの元でみんな元気に暮らしているそうです。
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